自身で復旧を行うリスク

パソコン、外付などの記憶媒体に障害が発生した時に、データの復旧作業を
ご自身で色々と試みたり、パソコンに詳しい知り合いに頼むという話をよく伺います。

状況によっては専門家に頼らなくても直ることもありますが、記憶媒体の状態によっては逆にデータを失ってしまう原因になってしまう事があります。更に最悪の場合は復旧自体が出来ず、データを失ってしまう事が発生するリスクがあります。
過去、実際にご依頼頂いた媒体で例をあげますと下記のような状態がありました。

・物理障害の事例

記憶媒体の認識が悪くなっていたが、長い時間待つ事で使うことが出来ていたので使用していた。
使用し続けた結果、データを見ることも出来なくなったが、また読み込めると思い無理に使用を続けていた。

結果、物理障害が発生している媒体に通電し続けたことにより、プラッタに傷が入ってしまい。復旧自体が出来なくなってしまいました。

・論理障害の事例

使用していたパソコンでWindowsが起動しなくなった。
知り合いに勧められOSの再インストールを行った結果、データが全てなくなってしまった。

結果、元々媒体に保存されていたデータが上書されてしまった。

・NAS RAIDの例

NAS上のデータが見れなくなったので、筐体からハードディスクの抜き差しを行った。
突然リビルド(RAIDの再構築)が動作し、NASがフォーマットされてしまった。

フォーマットがかかってしまったことで、データが全て失われてしまった。
以上の例では、自身で復旧作業を行ったことにより、異常が発生した時点に比べ状態が悪化してしまっています。ただし、全てのケースで上記のようにデータが失われてしまうわけではありません。専門家でなければ、復旧作業をどこまで試していいか状況判断する事が非常に難しいです。そのため、データを失うリスクを抑えるには、何か異常を感じましたら、可能な限り記憶媒体に負荷をかけない事を強くお勧めします。

記憶媒体は壊れないと考えてしまいがちですが、いつかは必ず壊れてしまうものです。
大切なデータを守る上では、バックアップを常にとっておく事を忘れずにしておきたいものです。

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