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RAIDの入替

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部長に電話がかかってきたので取り次いだ。

川崎部長、大村様からお電話です」

部長は手元の書類から目を離さずに、
「ああ、わかった」と言っておもむろに受話器を上げ、

「はい、川村ですが」

と50年以上も名乗ってきた
自分の名字をいとも簡単に入れ替えていた。

 

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ハードディスクを複数台搭載し、
データ読み込みの高速化や大容量化、
また物理障害に対する保護するのが、
「RAID」(レイド)です。

これらのRAIDには
「コントローラー」というボード(基盤)が実装されます。
「RAID controller」(レイドコントローラ)、
または「Disk array controller」(ディスクアレイコントローラ)
と呼ばれているパーツです。
デスクトップパソコンのマザーボードに最初から実装されている物もあります。

ディスクへの読み書きの窓口となる装置で、
複数のハードディスクを並列に並べRAID構成にして処理を分散します。
書き込み時にはデータを各ディスクに振り分けたり
読み込み時には各ディスクから読み込んだデータも適正に処理します。

もしハードディスク本体がが壊れても困らないように、
そこを交換して対処できるように設計されています。
しかし、これはデータの保全ではなく、RAIDを再び使用可能にすることです。

ここで認識しなくなったハードディスクをRAIDケース(筐体)から外し、
単純にデスクトップパソコンの空いたドライブベイのトレーに差し込んで増設したり、
外付けハードディスクケースに入れてUSBケーブルから接続しただけでは、
書き込まれたファイルが正しく開けない場合もあります。

故障した箇所がパソコンかハードディスクか、
RAID本体かよくわからない、という時は、
パソコンのBIOS画面(バイオス)やデバイスマネージャーを開いて
外部デバイスとして認識され、正常に表示されているかを確認したり、
RAID本体のアクセスランプ(LED)の点灯の状態などで
ある程度は壊れた部分を把握できます。

しかし、想定外の正常に機器に認識できないトラブルなどが発生したり、
アクセスや読み込みのエラーでハードディスクにまで
問題が起こる可能性もゼロとは言い切れません。
そして新品の RAID ボードに差し替えても 、
がすでにRAIDそのもの崩壊していることもあります。

データを取り出すのが目的であるなら、専門のデータ復旧にお任せ下さい。

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一か八か、改め、一かゼロか。

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高校の担任はシロクロをはっきりさせるタイプだった。

当時クラス内には月に一度、
「遅刻ゼロの日」というのがあり、
破った生徒にはトイレ掃除当番という罰則もありました。

前日の終礼では、先生は必ず

「明日は絶対に遅刻しないように。
 遅刻しそうになったら、休んでしまいましょう」

と言います。

ウチのクラスは毎月、
欠席1、遅刻0、を選択しなければならない生徒が出る…。

 

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RAID(レイド)とは、超シンプルに言えば、
複数台のハードディスクを組み合わせ、
容量を増やしたり高速化を図る仕組みのことです。

企業向けに使用されることが多いとは思いますが、
パソコンにもRAID搭載のものもあり、
持ち主も「え?これってRAIDだったの!?」ということも…

RAIDには種類もいくつかありますが、
一般的に多く出回っているのは、ゼロか1
RAID0(ストライピング)かRAID1(ミラーリング)でしょうか。

RAID0(ストライピング):2台のハードディスクを使用。
分散してデータを書き込むので 書き込みが速くなります。
両方のハードディスクを合わせた2台分がドライブの総容量となります。
ですが、2本で1つのドライブを構成するため、
どちらか1台のハードディスクが故障するとアクセス出来ません。

RAID1(ミラーリング):2台のハードディスク使用。
その名の通り鏡です。双方に同じデータを書き込みます。
いわゆる同時進行でバックアップ機能を持たせています。
RAID0より書き込み速度は落ちますが、
どちらか1台のハードディスクが故障しても運用可能。
しかし、2本搭載していても同じデータなので、
実質的には1台分のハードディスクの容量がドライブ総容量です。

RAID1は常用バックアップとして、
もう片方のハードディスクにミラーリングしていくので、
スピードや容量重視でなければユーザーの安心感はあります。
しかしこれはあくまでもバックアップとして、
2台の内の1台が何らかの障害で動かなくなった場合です。
必ずもう片方に同じデータが残っているので。

しかし、自身が削除したデータを復旧したい場合には?

データを削除したその瞬間、もう1台のハードディスクに
そっくりその作業ごと映されてしまいます。
削除されたあとのドライブ(ハードディスク)×2になっています。
同じものが2台、これがRAID1。

「あ、間違えて消しちゃった!」
「じゃあ、もう1台から削除データを呼び出そう」
というわけにはいかないのです。同じものだから。

そんな時はパソコンの使用を止め、専門の業者に依頼するのが一番確実です。
眠っている削除データを専門の技術があれば、救い出すことが可能です。

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警告!あなたのRAID、本当に設定できていますか?

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初めまして。
復旧を担当してる渡邊健太郎です。

復旧の現場にいると、お客様の苦痛の叫びをよく聞きます。
その中で、「○○すればよかった。」「○○しとけばよかった」という、
壊れてから”後悔”したところに焦点を当て、何回かに分けて記事を
書いていこうと思います。

今回は題名の通り、RAIDの設定についてです。

”下記の左のグラフ”を見て下さい。
このグラフは、弊社で依頼があった際、お客様の申告情報を元に
RAIDレベルの構成比を表したものです。皆さん冗長性を持たせるために、
RAID1(ミラーリング)を組んでいる方が多いようです。

しかし、

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次に、”上記右のグラフ”を見てください。

これは、お客様の申告情報でRAID1(ミラーリング)の案件だけを集計したもので、
弊社で実際に診断して判定したRAIDレベルの構成比です。

RAID1(ミラーリング)と申告されたお客様のうち、10人に3人が違うRAIDを組んでいます。
しかも大半が実はRAID0(ストライピング)でしたという状況です。
中には、RAIDじゃない方も。。。

データ復旧の観点からも、RAID0の障害よりもRAID1の障害の方が復旧率は断然高いです。

これから気温が上がる季節ですが、気温が上がると故障率も上がります。
壊れる前にいま一度、ご確認することをオススメ致します。

【補足】
RAID0(ストライピング)
長所:ドライブ数が増えれば増えるほどシーケンシャルアクセス速度が上がる。
短所:ドライブ数が増えれば増えるほど故障率が上がる。

RIAD1(ミラーリング)
長所:ドライブ数が増えれば増えるほど耐障害性が上がる。
短所:構成ディスク台数が増えれば増えるほどハードディスクの使用効率が悪くなる。

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RAID再構築

RAIDだから大丈夫?

「トラブルがあっても復旧できると聞いたからこれにしたのに…」
残念なことですが、このようなお問い合わせをよくいただきます。
確かにRAID(レイド)構成であることの第一の利点は、複数台使用による冗長性の確保——単純にいうと「1台壊れても残りがあるので大丈夫」なのですから、いざトラブルが起こった時の驚きと落胆は想像するに余りあることで、何度伺っても心が痛みます。

もちろん異常の際にはドライブを差し替えたりすることで概ね復旧できるからこそ製品として成立しているわけですが、完璧ではないのもまた事実なのです。

運命の分かれ道は、異常箇所がRAID構成「されている」ところだけで起こっているのか、あるいはRAID構成「している」ところでも起こっているのか、いずれかによります。前者であればRAIDの本領発揮、お客様ご自身で復旧できるはずです。しかし後者であれば、医者が自分自身を手術できないのと同じように、RAIDを再構成することはできず、専門家によるデータ復旧が必要となります。

そして問題は、どちらの異常なのかは事前に判別できないということです。障害時には何らかのエラーメッセージが発信されますが、エラーを診断する発信元自体が壊れている可能性があるわけですから。もしドライブを差し替えRAIDの再構成(リビルド)に失敗した場合、データ復旧の難易度は格段に上がってしまい、最悪のケースでは復旧不可という恐れも出てきてしまいます。

RAID製品に限らないことですが、トラブル発生後に様々な作業をされますと状態が悪化する危険性が常にあります。うまくいけば無料で済みますが同時にデータ消失のリスクがある方に賭けるか、費用は掛かるが確実に復旧するか、難しい選択です。

でも幸運なことに弊社は見積もり無料でしたので、選択肢が増えますね。

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