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データ復旧

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2024年8月2日

ハードディスク(HDD)データは復元可能?復元方法や業者の選び方も解説

HDDが故障し、データの復元を試みる人もいるでしょう。HDDデータは、状態次第では復元可能です。この記事では、HDDのデータが消える原因や、HDDデータを復元させる方法などについて解説します。データ復旧業者を選ぶ際のポイントも解説するので、参考にしてください。

ハードディスクデータの復元

ハードディスク(HDD)データは復元可能?

誤操作やミスなどが原因で消えたHDDデータは、状態次第では復元できます。内蔵、外付け問わず、データが消えてすぐの場合は、復元できる可能性が高いです。ただし、データが上書きされた場合や、HDDが物理的に故障している場合は、データの復元が難しくなります。

ハードディスク(HDD)データが消える原因

HDDデータが消える原因は、主に3つあります。ここでは、3つの原因について解説します。

物理障害

物理障害は、HDD本体が物理的に故障している状態のことです。落下による衝撃、水没、熱暴走、落雷によるショート、経年劣化などが該当します。物理障害が起きると、HDDが認識されなかったり、OSが起動しなかったりするなど、パソコンが正常に動作できなくなります。

物理障害から復旧するためには、本体を分解する、または部品を交換する必要があるため、個人で対応するのは難しいです。物理障害が発生した際には、データ復旧業者へ相談しましょう。

論理障害

論理障害は、HDD自体に異常はないものの、内部データ破損やファイルシステム障害が起きている状態のことです。誤操作によるデータ削除・上書き、初期化(フォーマット)などが該当します。また、コンピューターウイルスが原因の不具合も、論理障害の1つです。

論理障害は、軽度であれば、データ復元ソフトを使用することで、復元できる場合もあります。ただし、ウイルスに感染してデータが上書きされている場合やHDDが壊れている場合は、個人で復元することは困難です。

ケーブルの接続不良

パソコンのマザーボードとHDDをつなげるケーブル破損、接続不良なども、原因として考えられます。外付けHDDの場合、USBケーブルの破損や接続不良も原因となります。また、データの読み書き中にケーブルを抜くことも、データが破損する原因となるため、注意しましょう。

ハードディスク(HDD)データを復元させる方法

HDDデータを復元させる方法は、多岐にわたります。ここでは、7つの方法について解説します。

バックアップを利用する

バックアップを利用する方法があります。事前にバックアップしていれば、HDDが故障した際に、費用をかけずにデータを復元できます。HDDデータのバックアップ先の例は、以下の通りです。

  • 故障したHDD以外のドライブ
  • Google ドライブやOneDriveなどのクラウドストレージ
  • WindowsやMacに内蔵されているバックアップ機能

エラーチェックでRAWやファイル認識不良を修復する

Windowsパソコンには、エラーチェック機能が備わっています。エラーチェック機能は、HDDの異常を検出し、RAW状態やファイルの認識エラーなどが発生した場合に、自動的に修復することを意味します。エラーチェック機能を使えば、OSエラー、認識不良などの一部の論理障害のデータ復元が可能です。

ただし、エラーチェック機能では、ウイルス感染による中〜重度の論理障害、HDDの物理障害の復旧はできません。

電源やケーブルなどを確認し、パソコンとの接続障害を修復する

電源やケーブルなどを確認し、パソコンとの接続障害を修復する方法を紹介します。パソコンがHDDを認識していない場合、HDDとパソコンの接続障害が起きている可能性があります。以下は、接続障害を修復するために確認すべき箇所です。

  • 複数の外付けHDDやUSBがつながっていないか
  • 外付けHDDやUSBの電源が入っているか
  • 接続ケーブルが破損していないか
  • 純正ケーブルを使用しているか
  • OSのバージョンが最新か

スタートアップ修復を実行する

Windowsパソコンの場合、起動に失敗すると、スタートアップ修復が実行されます。スタートアップ修復では、以下の症状の修復が可能です。

  • パソコンの起動に問題がある場合
  • ブルースクリーンが表示される場合
  • ウイルス感染によるシステムの障害が発生する場合
  • アップデートが失敗して故障が発生する場合

なお、深刻な論理障害や物理障害、検知できない故障などは修復できません。

コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を実行する

コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を実行する方法もあります。「sfc /scannow」は、Windowsのパソコンで使える、HDDのファイルシステムの検査をするコマンドのことです。コマンドの実行方法は、以下の通りです。

  1. Windowsスタートのコマンドプロンプトから「管理者として実行」を選択する
  2. 「sfc /scannow」と入力し、Enterで実行する
  3. スキャンが完了したら、ファイル破損の有無、修復の結果などが表示される

データ復元ソフトを使用する

誤削除や軽度のシステム障害の場合、データ復元ソフトを使用する方法もあります。データ復元ソフトは、比較的安価で、データを復元できるソフトウェアです。ただし、データ復元ソフトでは、中〜重度の論理障害、物理障害のデータ復元は不可能です。詳しい注意点やデメリットについては、後ほど解説します。

データ復旧業者に依頼する

データ復旧業者に依頼する方法もあります。データ復旧業者は、重度の物理障害、論理障害にも対応可能な業者です。データ復旧業者を利用すべきケースは、以下の通りです。

  • 最短でデータを復元したい場合
  • 中〜重度の物理障害や論理障害が発生している場合
  • 家族や仕事などの大切なデータを救出したい場合

業者の選び方については、後ほど解説します。

データ復元ソフトでハードディスク(HDD)は復元可能?

前述した通り、データ復元ソフトでHDDデータは復元可能です。ここでは、データ復元ソフトの特徴や注意点、デメリットについて解説します。

データ復元ソフトの特徴

データ復元ソフトは、誤って削除したデータを元の状態に復元するソフトウェアです。軽度な論理障害を起こし、見られなくなったHDDデータをコピーできます。

データ復元ソフトを利用する際の注意点

HDDの状態によっては、データ復元ソフトを利用してもデータを復元できない可能性があります。例えば、ウイルスに感染して、データが書き換えられている場合、ソフトを利用しても意味がありません。無理に実行すると、パソコンの故障状態が悪化する可能性もあるため、注意しましょう。

データ復元ソフトのデメリット

データ復元ソフトが対応できるのは軽度な論理障害のみで、物理障害には対応していません。また、データ復元ソフトでは、故障原因を特定できないため、適切な対処が行えない場合もあります。使用方法を誤ると、データを正確に取り出せない可能性が高くなるため、注意しましょう。

ハードディスク(HDD)データを復元させる際のNG行動

HDDデータを復元させる際には、してはいけない行動があります。ここでは、5つのNG行動について解説します。

電源のオンオフ、再起動を繰り返さない

HDDデータを復元させる際には、電源のオンオフや再起動を繰り返してはいけません。HDDに負荷がかかり、状態が悪化する可能性があるためです。通電を続けることで、データ読み書きや上書きが実施され、データ復元が難しくなる恐れもあります。

フォーマット(初期化)を実行しない

HDDデータを復元させる際に、フォーマット(初期化)を実行することも避けましょう。外付けHDDをパソコンに接続する際に、フォーマットを要求されるケースがあります。フォーマットを実行すると、初期化されてデータを失うため、安直に実行しないよう注意しましょう。

ハードディスク(HDD)を分解しない

HDDを個人で分解することも、HDDデータを復元させる際のNG行動の1つです。HDDを分解する際には、専門知識や技術力、設備・備品などが必要です。「HDDから異音が聞こえたため、解体してみた」というように個人で解体してしまう人も多いですが、専門知識や技術力などがない場合は、業者に任せましょう。

他の媒体と接続しない

HDDデータを復元させるためには、他の媒体と接続しないことも重要です。他の媒体と接続すると、ウイルス感染拡大を招く可能性があるためです。内蔵HDDに障害があるかもしれない場合は、USBや外付けHDDなどを取り外しましょう。

データ復元ソフトを何度も使わない

データ復元ソフトを何度も使わないことも、HDDデータを復元させる上で大切です。データ復元ソフトでデータをスキャンしたり復元作業をしたりする際に、データが破損する可能性があります。作業中に違和感を覚えた場合は、使用を中断しましょう。

データ復旧業者の選び方

データ復旧業者を選ぶ際には、確認すべきポイントがあります。ここでは、5つのポイントについて解説します。

復旧スピードはどのくらいか

データ復旧業者を選ぶ際には、復旧スピードはどのくらいかを確認しましょう。営業時間が長い、土日も復旧作業を行っている業者は、復旧スピードが早い傾向があります。また、データ復旧ラボを保有している業者は、自社で完結できるため、復旧スピードも向上します。

出張対応できるか

出張対応があるか否かの確認も大切です。企業の場合、出張対応が必要となる場合があります。以下は、出張対応が必要となるシーンです。

  • 大型機器で配送できない場合
  • パソコン内に社外秘のデータが入っている場合
  • データセンターのデータを復元させたい場合

官公庁や大企業などとの取引実績があるか

過去に官公庁や大企業などとの取引実績があるかを確認することも重要です。過去に取引実績がある業者であれば、信用度の高い業者であると判断できるためです。大抵の場合、公式サイトに記載されているため、業者検討の際は公式サイトをチェックしましょう。

セキュリティ対策は徹底しているか

セキュリティ対策の徹底度合いも、データ復旧業者を選ぶ上で確認すべき点です。具体的な判断材料としては、「ISO27001」や「Pマーク」などの規格が挙げられます。特に「ISO27001」は、国際的な情報セキュリティ対策の基準を満たす企業であると示され、高いセキュリティレベルが期待できます。

また、NDA(秘密保持契約)の締結ができる業者であるかも、併せて確認しておきましょう。

料金は適切か

データ復旧業者を選ぶ際には、料金が相場内であるかも確認しましょう。物理障害、論理障害のHDD1台あたりの料金相場は、以下の通りです。

障害内容料金
論理障害5~15万円程度
物理障害10〜25万円程度
※一部重篤な物理障害では40万円程度までの可能性あり。

データ復元に関するよくある質問

データ復元に関してよくある質問を3つピックアップして解説します。

データ復元はなぜ可能?

データは、HDD内蔵の記憶装置「プラッタ」に保存・記録されています。そのため、データを一度消してしまっても、プラッタ上に残っているため、復元できる可能性があります。

データ復元と修理の違いは?

データ復元は、できる限り完全性を重視し、元どおりにすることを意味し、機器が直るわけではありません。一方で、修理とは、機器を正常に動かす状態にすることです。

業者に依頼したら、データ復元はどのくらいかかる?

軽度なら1~3日程度、重度なら1~2週間程度です。なお、業者によっては、オプションで特急サービスを提供しているため、データ復元を急いでいる場合は利用しましょう。

AOSデータ復旧サービスセンターがおすすめ

データを復元する際には、AOSデータ復旧サービスセンターがおすすめです。ここでは、サービス内容について紹介します。

AOSデータ復旧サービスセンターのサービス内容

HDDデータは、状態次第では復旧できます。HDDデータが消える原因は、物理障害、論理障害、ケーブルの接続不良です。中〜重度の物理障害や論理障害が発生している場合は、個人で行うのではなく、データ復旧業者への依頼がおすすめです。

AOSデータ復旧サービスセンターでは、確かなスクラッチ・メモリ復旧技術で、メーカーとの業務提携も行っています。コンサルタントがお客さまを電話・メールにて丁寧にフォローしています。HDDデータの復元でお悩みの人は、お気軽にご相談ください。

kosuga

執筆者
小菅 大樹(Kosuga Daiki)

■執筆者情報

・会社名:AOSデータ株式会社
・部署名:データ復旧事業部
・略歴:2015年に入社。物理障害復旧部門の立ち上げを行い、HDD・SSD・Flash Mediaの内製化を行った。自身でも1万台以上の物理障害の復旧を成功させている。
・保有特許:特開2017-188178(https://ipforce.jp/patent-jp-B9-6450702
・過去の講演:車載組込みシステムフォーラム(ASIF)様にて、「ストレージの物理障害対応と車載機器へのデジタルフォレンジックの活用例」をテーマに講演。(https://www.as-if.jp/skillup-seminar-2021-3.html
・所属団体:NPO データ復旧技術研究会

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