AOSデータ復旧サービスセンター(DATA119)は、USBメモリーやSDカードの表示容量と実容量、書き込み・読み取り状態を確認できる無料ツール「DATA119 Media Test」を、2026年7月14日に公開しました。

本ツールは、日本経済新聞から容量偽装USBの調査依頼を受け、その調査過程で開発したものです。日本経済新聞の記事でも、容量偽装によるデータ消失を防ぐための確認手段として紹介され、ツールの配布ページが案内されました。
公開後3日間には2,765人が配布ページを訪れ、1,147人がツールのダウンロードリンクをクリックしました。
背景
日本経済新聞の容量偽装USB調査から生まれた無料検査ツール
「DATA119 Media Test」は、表示容量だけでは分からないUSBメモリーやSDカードの実容量と、正常に書き込み・読み取りができるかを確認するためのツールです。
日本経済新聞の調査をきっかけに開発
日本経済新聞が、市販されているUSBメモリーの容量偽装について調査するにあたり、AIデータ株式会社が実物の調査を受託しました。
容量偽装品は、パソコン上では「1TB」「2TB」などの大容量として認識される場合があります。そのため、画面に表示された容量を見るだけでは、実際にその容量まで正常に保存できるかを判断できません。
確認するためには、記憶媒体へ実際にデータを書き込み、書き込んだデータを最後まで正常に読み取れるか検証する必要があります。この調査のために開発した専用ツールを、一般利用者、企業、自治体でも利用できるよう、操作方法や注意表示を整えて無料公開したものが「DATA119 Media Test」です。
日本経済新聞の記事でも確認手段として紹介
日本経済新聞では、「DATA119 Media Test」が、USBメモリーやSDカードの実容量と読み書き状態を確認できる無料ツールとして紹介され、配布ページも案内されました。
紙面では、容量偽装USBを確認するためのツールとして取り上げられ、自治体による調達品の確認を後押しする可能性についても触れられています。また、日本経済新聞は別の記事でも、格安USBの利用に伴うデータ消失やセキュリティー上のリスクを取り上げ、購入先や利用方法を慎重に確認する必要性を伝えています。
「DATA119 Media Test」は日本経済新聞の公認・推奨ツールではありませんが、同紙の調査依頼を受けた実物検証の過程で開発され、記事内で容量偽装を確認する手段として紹介されたツールです。
利用状況
公開直後の利用状況
公開直後の利用状況を確認するため、2026年7月15日から17日までの3日間について集計しました。
| 指標 | 実績 |
|---|---|
| 配布ページの総ユーザー数 | 2,765人 |
| 新規ユーザー数 | 2,526人 |
| ツールZIPダウンロードリンクをクリックしたユーザー数 | 1,147人 |
| 使い方PDFをクリックしたユーザー数 | 957人 |
| いずれかのファイルへのリンクをクリックしたユーザー数 | 1,522人 |
※集計期間:2026年7月15日〜17日(公開後3日間)。Google Analytics 4による計測です。「ツールZIPダウンロードリンクをクリックしたユーザー数」は、ZIPファイルへのリンクをクリックしたアクティブユーザー数であり、ツールの起動数、検査実施数、検査完了数を示すものではありません。
※「いずれかのファイルへのリンクをクリックしたユーザー数」は、ZIPまたはPDFのいずれか1つ以上のリンクをクリックしたアクティブユーザー数です。各ファイルの数値には重複するユーザーが含まれるため、単純合計とは一致しません。
配布ページを訪れた2,765人のうち、1,147人がツールのダウンロードリンクをクリックしました。使い方PDFにも957人がアクセスしており、記憶媒体の実容量や読み書き状態を確認する手段への関心が表れたものと受け止めています。
課題
容量表示だけでは正常に保存できるか判断できない
容量偽装品は、パソコン上では大容量として表示されていても、実際に正常に使用できる容量が大幅に少ない場合があります。例えば、画面上では2TBと表示されていても、実際には数十GB程度までしか正常に保存できないケースがあります。
実際に使用できる容量を超えてデータを書き込むと、次のような問題が起こる可能性があります。
- – 保存したはずのファイルが残っていない
- – ファイル名は表示されるものの中身を開けない
- – 後から保存したデータによって以前のデータが失われる
- – 写真や動画の一部が破損する
- – バックアップとして保存したデータを復元できない
USBメモリーやSDカードは、容量が表示されているだけでは、正常に保存できることの証明にはなりません。大切な写真、動画、業務データを保存する前に、実際の書き込みと読み取りが正常に行えるか確認することが重要です。
機能
「DATA119 Media Test」で確認できること
「DATA119 Media Test」では、USBメモリーやSDカードについて、次の内容を確認できます。
- パソコン上に表示されている容量
- 実際に正常に使用できる容量
- データを正常に書き込めるか
- 書き込んだデータを正常に読み取れるか
- 容量偽装や記録不良の可能性
- 正常・異常の判定
- 検査結果の画面表示
- 検査結果のテキストデータ保存
検査では、対象の記憶媒体へ実際にデータを書き込んだ後、媒体を再接続して読み取りテストを行います。検査結果は画面で確認できるほか、テキストデータとしてパソコンへ保存できます。
利用条件
- – 対応OS:Windows 10、Windows 11
- – 利用料金:無料
- – ユーザー登録:不要
- – インストール:不要
- – 1回の検査で接続できる対象媒体:1台
複数のUSBメモリーやSDカードを同時に検査することはできません。法人や自治体で複数の媒体を確認する場合は、1台ずつ検査してください。また、実行環境や端末の設定によっては、アプリの起動に管理者権限が必要な場合があります。会社や自治体が管理するパソコンで利用する場合は、必要に応じて情報システム部門へご確認ください。
重要
利用前に必ずバックアップしてください
「DATA119 Media Test」は、検査対象の記憶媒体へ実際にデータを書き込みます。保存済みのデータがある場合、検査によって消失する可能性があります。利用前に必ず、必要なデータを別の記憶媒体へバックアップしてください。
次のような障害がすでに発生している媒体には、本ツールを使用しないでください。
- – パソコンで認識しない
- – ファイルやフォルダーが表示されない
- – ファイルを開けない
- – 接続が不安定
- – コピー中にエラーが発生する
- – 必要なデータを取り出せていない
障害が発生している媒体へ追加の書き込みを行うと、復旧できる可能性を下げるおそれがあります。
すでに必要なデータが読めない場合は、ツールによる検査を行わず、データ復旧の専門窓口へご相談ください。
検査後の対応
テスト後の再利用にはフォーマットが必要です
テストを実行すると、対象デバイスの管理情報が削除されます。そのため、検査後にUSBメモリーやSDカードを通常の記憶媒体として再利用するには、フォーマットが必要です。フォーマットを行う際は、対象のドライブを十分に確認してください。誤って別のドライブを選択すると、そのドライブ内のデータが失われる可能性があります。
| 記憶媒体の状態 | 推奨する行動 |
|---|---|
| 未使用、または必要なデータをバックアップ済み | DATA119 Media Testで検査 |
| ファイルが開けない、媒体を認識しない | ツールを使わずデータ復旧へ相談 |
| テスト完了後に再利用したい | 対象ドライブを確認してフォーマット |
詳しい操作方法と注意事項は、以下の使い方ガイドをご確認ください。
DATA119 Media Test 使い方ガイド(PDF)
導入シーン
法人・自治体での活用
「DATA119 Media Test」は、個人が購入したUSBメモリーやSDカードの確認だけでなく、企業や自治体が一括購入した記憶媒体の確認にも利用できます。想定される利用場面には、次のようなものがあります。
- USBメモリーやSDカードの納品時検査
- 従業員や職員へ配布する前の確認
- 調達品の表示容量と実容量の確認
- 学校や公共機関で使用する媒体の事前確認
- 廉価な記憶媒体を業務で使用する前の検品
- 長期間保管していた未使用媒体の状態確認
2026年6月26日には、総務省が容量偽装品の調達状況を確認するよう自治体に通知しており、本ツールがそうした確認作業の一助となることも期待されます。ただし、複数媒体の一括検査には対応していないため、検査は1台ずつ行う必要があります。また、組織が管理する端末では、アプリの実行に必要な権限や外部記憶媒体の利用規程を事前にご確認ください。
提供元
DATA119 Media Testの提供元について
「DATA119 Media Test」は、AIデータ株式会社が提供しています。AIデータ株式会社が運営するデータ復旧サービスが「AOSデータ復旧サービスセンター」であり、「DATA119」は同サービスのブランド名です。
AOSデータ復旧サービスセンター(DATA119)は、1999年から積み重ねてきたデータ復旧の実績をもとに、HDD、SSD、USBメモリー、SDカード、パソコン、RAID、NAS、サーバーなど、さまざまな記憶媒体や機器の障害に対応しています。
料金は成功報酬型で、初期相談、調査、見積りは無料です。復旧できた場合に料金が発生し、作業開始前に見積金額を提示しています。
「DATA119 Media Test」は、大切なデータを保存する前に記憶媒体の状態を確認するためのツールです。すでにファイルが開けない、媒体が認識されないなどの障害が発生している場合は、ツールによる追加検査を行わず、AOSデータ復旧サービスセンター(DATA119)へご相談ください。
掲載情報
日本経済新聞 2026年7月16日朝刊
日本経済新聞の紙面では、容量偽装USBを判定する無料ツールとして「DATA119 Media Test」が取り上げられ、自治体による確認作業を後押しする可能性にも言及されています。
※本ページは、日本経済新聞社による公認・推奨を示すものではありません。「DATA119 Media Test」は、日本経済新聞から容量偽装USBの調査依頼を受け、その調査過程でAIデータ株式会社が開発したツールです。



