USBメモリ・microSD・SDカード復旧

RECOVERY ITEM

USBメモリ・microSD・SDカードのデータ復旧

SSD、USBメモリ、microSDカードなどの大切なデータが突然認識できなくなったり、誤って削除したり、物理的に破損した場合でも、当社の専門的なデータ復旧サービスがデータを救出します。フラッシュメモリ系のデータ復旧に特化し、豊富な経験を持つ専門技術者と最新の専門設備を完備しているため、確実なデータ復旧を実現いたします。

USBのデータ復旧イメージ USBのデータ復旧作業イメージ

対応可能な機器

■リムーバブル型
  • SSD
  • USBメモリ
  • SDカード
  • microSDカード
  • CFカード
  • xDカード
  • メモリースティック
  • コンパクトフラッシュ
■組込型(オンボード実装)
  • eMMC
  • UFS

復旧実績

  • USBメモリ/SDカード/microSD:7600件
  • SSD:5300件
  • ※2025年6月現在

ご依頼の多い症状

正しく認識されない

  • PCに接続しても認識しない
  • ディスクとして表示されない
  • 「フォーマットしてください」と出る
  • アクセスできない・ファイルが開けない
  • エクスプローラー上で容量は見えるが開けない
  • データが壊れているエラー
  • 接続すると不明なデバイスとして認識される
  • デバイスマネージャーに「不明なデバイス」と表示される
  • 正しいドライブレターが割り当てられない
  • データの一部だけ読める・コピーが途中で止まる

動作が重い

  • 途中で読み込みエラーになる
  • コピーに非常に時間がかかる

物理的な破損がある

  • コネクタが曲がっている・折れている
  • USB端子がぐらぐらする
  • 異常な発熱・焦げ臭い
  • 挿すとすぐ熱くなる
  • 異臭がする

誤削除 / ファイルの欠落

  • 誤ってフォーマットしてしまった
  • 「フォーマットしますか?」にうっかり「はい」を押してしまった
  • データを初期化した状態になる
  • ファイルを削除してしまった
  • 間違えて初期化ツールを使ってしまった
  • exFATからNTFSなどに変換した
  • 書き込み途中で抜いた

USBメモリ・microSD・SDカードの対応可能な障害

論理障害アイコンイメージ

論理障害

  • 誤ってフォーマットした場合のデータ損失
  • 重要なファイルの誤削除
  • ファイルシステム(FAT32、exFAT、NTFSなど)の破損
  • 「フォーマットしますか」と表示される障害
  • 認識はできるがデータが開けない状態
  • ウイルス感染や不良セクタによる論理破損
対応技術(処理内容)アイコンイメージ

対応技術(処置内容)

  • 削除・フォーマットデータの復旧ツールを用いた解析
  • ファイルシステム情報の再構築(FAT、exFAT、NTFS対応)
  • イメージデータ作成による安全な復旧作業の実施
  • 不良セクタの回避読み込み
  • 手動によるファイル構造解析・再構築
  • 断片化したデータの手動結合・復旧
  • ウイルス感染領域の特定・除去後のデータ抽出
物理障害(物理媒体の故障)アイコンイメージ

物理障害

軽度

  • USBコネクタ折れ、ピン曲がり、はんだ外れの修理
  • 制御チップの一部故障による認識不良
  • 基板上のコンデンサ・抵抗などの損傷

重度

  • 重度
  • コントローラチップの故障
  • 基板のショートや焼損
  • NANDチップそのものの破損
対応技術(処置内容)アイコンイメージ

対応技術(処置内容)

  • BGAリワークによるチップ交換
  • NANDチップの取り外し(チップオフリカバリ)
  • ロジックアナライザを使った信号解析
  • ワイヤリング(パターン断線の再接続)
  • ダンプデータからの手動解析・再構築

技術者紹介

AOSデータ復旧サービス技術者イメージ

小林 貞夫Sadao Kobayashi

フラッシュメディア復旧 主任技師
NANDフラッシュ構造解析、物理復旧の専門家

Micron(米国大手半導体メーカー)出身エンジニアが、最先端の半導体知識と確かな実績をもとに高度復旧を行います。

経歴

  • データ復旧技術歴 5年
  • これまでの診断件数 2,300件

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症状診断

復旧設備について

BGAリワーク装置

スマートフォンやUSBメモリなどの記憶メディアには、
「BGA」(Ball Grid Array)という特殊なチップが使われています。このチップが故障すると、普通の方法では修理できません。

BGAリワーク装置は、このBGAパッケージを正確に取り外したり再実装したりする専用装置で、熱や位置精度を緻密に管理しながらチップを扱うことが可能です。

これにより基板のダメージを抑え、安全かつ確実に復旧作業を行います。

BGAリワーク装置イメージ

NANDチップ専用リーダ

USBメモリやSDカードのデータは「NAND型フラッシュチップ」の中に記録されています。

制御基板やコントローラが故障してデバイスが認識しなくなっても、このNANDチップは生きている場合があります。

その際にNANDチップ専用リーダがデータを直接吸い出して解析できるのが大きな特徴です。最新の制御方式にも幅広く対応しています。

NANDチップ専用リーダイメージ

高精度マイクロスコープ

USBコネクタの破損や配線断線など、わずか数ミリの極小部品の修復には高精度な顕微鏡が欠かせません。

当社ではマイクロスコープを使い、微細なはんだ付け作業や断線の確認を目視レベルでしっかり行うことで、基板修理やワイヤリングの品質を大幅に高めています。

極小部品を拡大して見ながら、正確な修理を行う装置を使いデータの復旧を行います。

マイクロスコープ(高倍率観察装置)イメージ

ロジックアナライザ

ロジックアナライザは、基板上の信号の流れ(データのやり取りや制御信号の状態)をリアルタイムに解析できる計測装置です。

USBメモリやSSD、microSDカードなどの記憶メディアでは、制御チップ(コントローラ)とNANDフラッシュチップの間でデータ通信が行われています。

ロジックアナライザを活用することで、この通信パターンを可視化し、障害が発生している箇所や原因を特定することが可能です。

特に制御チップが動作不良の場合に、その代替動作や手動再構築のための手がかりを得る重要なツールとなります。

ロジックアナライザメージ

復旧作業の紹介

ハンダ作業

USBメモリやmicroSDカードのコネクタ破損、基板上の微細部品の剥離を修復する作業です。

マイクロスコープで拡大しながら、0.1mm単位の精密はんだ付けを実施。基板に負担をかけることなく安全に修理し、物理的な認識不良を改善します。

対応する障害

• USBコネクタの破損・接触不良
• 基板上の微細部品の剥離
• 配線の断線

ハンダ作業の様子を示すイメージ

ダンプ作業

制御チップや基板が故障していても、データが入っているNANDチップを直接取り外し、専用リーダでデータを丸ごと読み取る技術です。

「チップオフリカバリ」とも呼ばれ、通常の論理復旧では対応できない重度障害でも、ダンプ作業でデータ領域を解析することで復旧の可能性を広げます。

データ解析

制御チップや基板が故障していても、データが入っているNANDチップを直接取り外し、専用リーダでデータを丸ごと読み取る技術です。
「チップオフリカバリ」とも呼ばれ、通常の論理復旧では対応できない重度障害でも、ダンプ作業でデータ領域を解析することで復旧の可能性を広げます。

対応する障害

• 制御チップの完全故障
• 基板の重度損傷
• 通常の復旧ソフトで認識不可

ワイヤリング

端子の破損や基板上のパターン切れにより信号線が切断された場合に、マイクロスコープ下で極細のワイヤーを直接チップに配線して再接続する技術です。

コントローラに信号を届ける回路を復旧し、基板が完全に壊れていてもデータにアクセスできるようにします。

ワイヤリング作業の詳細イメージ ワイヤリング作業の詳細イメージ